Wachen und Traumen―現と夢と―
設定史料

ユリア・フォン・フォンデンブロー Julia von Vondenbräu
・亜麻色の髪、紫色の瞳。華奢な体躯のお嬢さんで、気弱で俯く癖がある。母はフォンデンブロー公爵の弟の娘だった。
・身分は一章はアプブラウゼン侯爵令嬢。二章以降はフォンデンブロー公女、公爵の死後はフォンデンブロー女公(女公爵)、
・一章14歳(1746年)二章16歳から17歳(1749年から50年)、三章は23歳以降。

ギルベルト・フォン・バイルシュミット Gilbert von Beilschmidt
・プロイセンの化身。
・一応身分はバイルシュミット公爵および将軍。バイルシュミット公爵家の傍系だったが本家が耐えたため領地と地位を継いだ(ことになっている)
・ひょんなことから暗いアプブラウゼン侯爵令嬢でもあるお嬢さんを娶ることになる。

プロイセン王国 Königreich Preußen

フリードリヒ2世 Friedrich II
・プロイセン王国の国王。フリッツ親父。  

エリーザベト・クリスティーネ Elisabeth Christine von Braunschweig-Wolfenbüttel-Bevern
・フリードリヒ2世の妃、ブラウンシュヴァイク・ヴォルフェンビュッテル公女。
・シェーンハウゼン宮に住むが、夫から遠ざけられており、ほとんど宮廷に参内しない。

ゾフィー・ドロテア Sophie Dorothea von Hannover
・王太后でフリードリヒ2世の母親。ベルリン、モンビジュー宮に住まう。イギリス国王ジョージ2世の妹。
・1757年になくなる。

アウグスト・ヴィルヘルム August Wilhelm von Preußen
・フリードリヒ2世の弟で王太子であったが、コリンの戦いでの失策後、1758年、兄に先立ってオラニエンブルクで亡くなる。

ルイーゼ・アマーリエ Luise Amalie von Braunschweig-Wolfenbüttel
・ブラウンシュヴァイク・ヴォルフェンビュッテル公女でエリーザベト・クリスティーネの妹。
・フリードリヒ2世の弟である王太子アウグスト・ヴィルヘルムの妃で1744年フリードリヒ・ヴィルヘルム2世を、1747年ハインリヒ、1751年ヴィルヘルミーネを出産している。

テンペルホーフ Tempelhof
・プロイセン王国軍の若い将校で、ギルベルトの部下。
・かなりおしゃべりだが仕事は早い。

フォンデンブロー公国 Herzogtum Vondenbräu

フォンデンブロー公 Herzog von Vondenbräu
・フォンデンブロー公国の統治者であり、フォンデンブロー公爵。ユリアの母方の祖父の兄。

カール・ヴィルヘルム公子 Karl Wilhelm von Vondenbräu 
・フォンデンブロー公国の後継者で公爵の孫だったが、プロイセンとのオーストリア継承戦争の際戦死。
・無表情だったが、別に冷たいわけではない。

マリア・アマーリア Maria Amalia von Vondenbräu
・ユリアの母。フォンデンブロー公女でアプブラウゼン侯爵の後妻。フォンデンブロー侯爵の弟の娘。
・ユリアが12歳の時に自殺した。

シュベーアト将軍Oberbefehlshaber von Schwert
・フォンデンブロー公国軍の最高司令官であり、議会の議長でもある。
・渋い顔のおじさん。(もうすぐおじいさん)

アルトシュタイン将軍 Feldherr von Altstein
・フォンデンブロー公国軍の市民出身の一番年上で将軍。
・公国の重鎮だが、ひょうきんなところがある。

アプブラウゼン侯爵領 Abblausen

アプブラウゼン侯爵ルドルフ Rudolf von Abblausen
・プロイセン王国支配下のアプブラウゼン侯爵で、ユリアの母マリアは後妻。ユリアの父。


アプブラウゼン侯爵令嬢ヒルダ Hilda von Abblausen
・アプブラウゼン侯爵令嬢で、ユリアの異母姉。
・元々フォンデンブロー公国の後継者カール・ヴィルヘルム公子の婚約者候補であったが、公子の意向でユリアに映されたことから恨みを持つ。 





地理的設定(捏造国家だよ)







 フォンデンブローはオーストリア、プロイセン王国、ザクセン王国に挟まれる形であり、難しい場所にある。

 一応ザクセンとはちょびっとだけ国境を接している。
ハノーファーの近くに飛び地持っている。そこで鉄が算出される。

 ドイツのはじっこ。

 金山、銀山、鉄などが輩出され、山間部があると同時に国土に大きな川があり、穀倉地帯と しても有名。

 そのため、鉱山資源などの他に、穀物なども輸出している。

 各国の間にあるために通商で莫大な富を築いており、公爵家は長らく隠し財産を持っている。

 国政としては基本的には議会制で、軍事関連と鉱山経営のみ公爵の采配となる。

 議会はこの時代としては珍しく、市民も一部含まれている。